新年、あけましておめでとうございます。
初詣でお祈りをするのもいいですが、もっと手っ取り早く「神」になったり「悪魔」になったりできる世界に行きたくありませんか?
前作がカルト的な人気を誇った、何でもありのローグライク・アクションの続編、『Streets of Rogue 2』がついに登場しました。
このゲームを一言で説明するのは不可能です。
「ドット絵のGTA」であり、「見下ろし型のマイクラ」であり、「ふざけたRPG」でもあります。
「腐敗した大統領を倒す」
目的はただそれだけ。手段は無限です。
清く正しく選挙で勝ってもいいし、クーデターを起こしてもいいし、ウイルスをばら撒いて人類を滅ぼしてもいい。
今回は、このカオスな世界に100時間浸かった僕が、圧倒的な自由度に感動した点と、逆にオープンワールド化したことで生まれた「移動のダルさ」や「初心者が路頭に迷う(できないこと)」という深刻な問題点について、忖度なしでレビューします。
Streets of Rogue 2とは? 職業×オープンワールドの化学反応
本作の最大の特徴は、数十種類にも及ぶユニークな「クラス(職業)」です。
- 警官:法を守り、悪党を逮捕してスコアを稼ぐ。
- 泥棒:壁をすり抜け、金庫を破り、見つからずに任務をこなす。
- ハッカー:遠隔でタレットを乗っ取り、警備ロボットを同士討ちさせる。
- ゴリラ:言葉は話せないが、仲間を呼んで人間をボコボコにする。
これらを使って、プロシージャル(自動)生成される広大なオープンワールドを自由に冒険します。
前作はステージクリア型でしたが、今作はシームレスな巨大マップになり、車やボートでの移動も可能になりました。
ここが神!プレイヤーの性格が試される自由度
「どう攻略するか」を考える時間が最高に楽しいです。
① 建物への侵入ルートが無限にある
例えば「銀行から重要書類を盗め」というミッション。
正面から銃撃戦で突破してもいいですが、もっとスマートな方法があります。
「換気ダクトに睡眠ガスを流して全員眠らせる」
「壁を爆破して裏口を作る」
「受付を買収して鍵をもらう」
あるいは、「銀行員に変装して堂々と入る」。
自分のクラスと手持ちのアイテムを駆使して、即興で作戦を立てるライブ感がたまりません。
② 「生活」要素の追加
今作から、農業や建築といったクラフト要素が追加されました。
大統領を倒すのを一旦忘れて、田舎で農家として生きていくことも可能です。
稼いだお金で家を建て、傭兵を雇って私設軍隊を作り、最終的にその軍事力で政府を制圧する…なんていう壮大なロールプレイも楽しめます。
【要注意】自由すぎて「できないこと」・デメリット
「なんでもできる」は、裏を返せば「何をすればいいか分からない」ということです。
1. 初心者への導線(ガイド)が皆無
最近の親切なゲームに慣れていると、本作は突き放されたように感じるでしょう。
「大統領を倒せ」と言われて放り出されますが、具体的な手順は示されません。
「どうやって強くなるの?」「どこに行けばいいの?」と迷子になり、目的を見失って飽きてしまう人が続出しています。
自分で目標を設定できる人でないと、ただ広いマップを散歩するだけの虚無ゲーになります。
2. マップが広すぎて「移動」が面倒くさい
オープンワールド化の弊害です。
前作は狭いマップに密度濃くイベントが詰まっていましたが、今作は目的地までの移動時間が長くなりました。
車などの乗り物はあるものの、操作性が独特で、長距離移動が単純にダルいです。
ファストトラベルもありますが、解禁条件があったりして、テンポ感が少し損なわれています。
3. バグと処理落ち(カオスゆえの代償)
物理演算やAIが複雑に絡み合っているため、予期せぬバグが頻発します。
「重要NPCが勝手に喧嘩して死んだ」「壁に埋まって出られない」などは日常茶飯事。
また、派手に爆発を起こしすぎると、ハイスペックPCでも処理落ちします。
これらを「ハプニング」として笑って許せる寛容さが求められます。
総括:指示待ち人間には「クソゲー」。開拓者には「神ゲー」
『Streets of Rogue 2』は、プレイヤーの主体性を極限まで試すゲームです。
「次は何をすればいいですか?」と聞くタイプの人には絶対におすすめしません。
しかし、「このアイテムとあのスキルを組み合わせたら、面白い壊れ方ができるんじゃないか?」とニヤニヤできる人。
そんなあなたにとっては、数百時間遊んでも底が見えない、最高のオモチャ箱になるでしょう。
Steamストアページ:
Streets of Rogue 2
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