2025年11月15日。PCゲーマー界隈に、激震が走りました。長年、公式サイトのみでの販売を貫いてきた、あの伝説的ハードコアFPS『Escape from Tarkov (EFT)』が、本日ついにSteamでの配信を開始したのです!
「興味はあったけど、公式サイトでの購入が不安だった」「Steamのフレンドと遊びたかった」そんな理由で二の足を踏んでいた、僕のようなプレイヤーにとって、これは待ちに待った瞬間です。
しかし、いざSteamのストアページを開くと、我々は最初の“選択”を迫られます。「Standard Edition」「Left Behind Bundle」「Prepare for Escape Bundle」…価格も内容も異なる3つのエディション。一体どれを買えばいいのか?
この記事では、まず『EFT』がどんなゲームなのかを解説し、その後で、ご提示いただいた画像(Bundle Comparison)に基づき、各エディションの具体的な違いがゲームプレイにどう影響するのか、そしてあなたのプレイスタイルに最適なのはどのエディションなのかを、徹底的に解説します!
『Escape from Tarkov (EFT)』とは?なぜこれほどまでに注目されるのか
まず、『EFT』がただのFPSではない理由を説明させてください。本作は、ゲームジャンルを一言で表すのが難しい、複数の要素が融合したゲームです。
① ハードコアFPSの金字塔:究極のリアリズムと緊張感
本作は、銃の挙動、弾道、装備のカスタマイズ、身体の負傷(部位ごとのダメージ)に至るまで、徹底的なリアリズムが追求されています。敵も味方も、頭を一発撃ち抜かれれば即“死”です。ただ敵を倒すだけでなく、食料や水分の管理、弾薬一発一発の管理まで求められる、究極のサバイバル体験が待っています。
② “死”=全てを失う。ローグライト的な中毒性
本作の核となるのが「レイド」と呼ばれるミッションです。プレイヤー(PMC)は、装備やアイテムを持ち込み、ランダムに生成される戦場(マップ)に潜入します。目的は、マップ内に落ちている価値ある物資(ルート品)を漁り、指定された脱出ポイントから“生きて”脱出すること。
もし、レイド中に死亡すれば、そのレイドに持ち込んだ全ての装備(保険をかけたものを除く)と、レイド中に拾った全てのアイテムをロスト(消失)します。この「全てを失う恐怖」と、高価なアイテムを持って生還できた時の「脳汁があふれる快感」のギャップこそが、本作の最大の中毒性です。)
③ なぜ「Steam版」の登場が“事件”なのか?
これまでは、公式サイトでアカウントを作成し、海外の決済システムを通じて購入し、専用のランチャー(ゲーム起動ソフト)をインストールする必要がありました。これが、初心者にとっては非常に高い“壁”となっていたのです。
今回Steamでリリースされたことで、以下のメリットが生まれます。
- Steamウォレットや各種決済方法で、安全かつ簡単に購入できる。
- Steamのフレンドリストと連携し、仲間を招待しやすくなる。
- Steamの実績機能やコミュニティハブが利用できる(可能性が高い)。
この利便性の向上により、今後、爆発的にプレイヤー人口が増加することが予想されます。
【本題】3つのエディションを徹底比較!あなたはどれを買うべきか?
では、あなたが最初に直面する「エディション選び」の問題を解決しましょう。ご提示いただいた画像を基に、各エディションの違いを比較表にまとめました。
| 機能・特典 | Standard Edition | Left Behind Bundle | Prepare for Escape Bundle |
|---|---|---|---|
| ゲーム本体 | ✓ | ✓ | ✓ |
| セキュアコンテナ | 2×2 cells | 2×2 cells | 3×2 cells |
| スタッシュサイズ | 10×30 | 10×40 | 10×50 |
| 初期装備/スキル | Basic | Left Behind Gear | Prepare for Escape Gear |
| トレーダー友好度 | — | — | ✓ (Increased standing) |
| 追加装備 | ✓ | ✓ | ✓ |
“差”が生まれる3つの重要ポイント徹底解説
「初期装備」や「追加装備」は、正直に言ってオマケです。数回レイドに出れば失うか、すぐに同等のものが手に入ります。しかし、以下の3つは、あなたのEFTライフに永続的な影響を与える、非常に重要な違いです。
1. スタッシュサイズ(倉庫の広さ)
これが最も重要な違いかもしれません。『EFT』は、持ち帰った武器、装備、アイテム、クラフト素材など、全てを「スタッシュ」と呼ばれる倉庫で管理します。この倉庫整理が、ゲームプレイの半分を占めると言われるほど煩雑なのです。
- Standard (10×30):はっきり言って、地獄です。レイド数回分の戦利品ですぐにパンパンになります。常にアイテム整理(テトリス)に追われ、「倉庫を空けるために、泣く泣くアイテムを売る」という作業が頻発します。
- Prepare for Escape (10×50):Standardの約1.67倍。この差は圧倒的です。ゲームの快適性、ストレスの少なさが全く違います。
2. セキュアコンテナ(死んでも失わない箱)
これは、レイド中に死んでも、中に入れたアイテムだけは“絶対に”失わない、魔法のポーチです。サイズが大きければ大きいほど、価値の高いアイテム(高額な鍵、医療品、貴重な戦利品)を安全に持ち帰ることができます。
- Standard / Left Behind (2×2):4マスしかありません。鍵束(4マス)を入れたら、もう何も入りません。
- Prepare for Escape (3×2):6マスあります。この「2マスの差」が、序盤の資産形成において、どれほどのアドバンテージになるか計り知れません。
3. トレーダー友好度(Increased standing)
『EFT』では、「トレーダー」と呼ばれるNPCからクエストを受け、アイテムを売買します。この友好度を上げないと、より良い武器や装備、パーツを買うことができません。「Prepare for Escape」では、この友好度が最初から少し高い状態でスタートできます。これにより、他のプレイヤーよりも早く、有利に装備を整えることが可能になります。
【結論】目的別・あなたにおすすめのエディションはこれだ!
これらの“絶対的な差”を踏まえた上で、あなたに最適のエディションを提案します。
① とにかく安く始めたい、不便さも楽しむ覚悟がある人へ → 「Standard Edition」
おすすめな人:「このゲームが自分に合うか、まずは試したい」「数千円の差は大きい」「倉庫が狭いというハードコアな体験すら楽しみたい」という人。
覚悟すべきこと:圧倒的な倉庫の狭さとの戦いが始まります。ゲームプレイ時間の大半が、アイテム整理に費やされるでしょう。ただし、ゲーム内でも膨大な時間とコストをかければ、スタッシュサイズを拡張することは可能です。この不便さから這い上がる体験こそがEFTだ、という猛者向けの入り口です。
② バランスを取りたいが…正直、おすすめしにくい → 「Left Behind Bundle」
おすすめな人:Standardは窮屈そうだが、最高額は出せない、という人。
注意点:スタッシュは少し(10×10マス)広くなりますが、最も重要なセキュアコンテナはStandardと同じ「2×2」のままです。トレーダー友好度も上がりません。価格差に見合うメリットがあるかと言われると、非常に微妙なラインです。「帯に短し襷に長し」となりがちな選択肢かもしれません。
③【僕のイチオシ】本気でハマるつもりなら → 「Prepare for Escape Bundle」
おすすめな人:「どうせ長く遊ぶ」「ストレスをお金で解決したい」「PvPで少しでも有利に立ちたい」「倉庫整理で時間を無駄にしたくない」と考える、全ての“本気”のプレイヤー。
結論:これが“真のスタートライン”です。
EFTは「時間を溶かす」ゲームです。その貴重な時間を、戦闘や探索ではなく、「倉庫整理」に費やしたいのでなければ、最初からこのエディションを選ぶべきです。大きなセキュアコンテナと広大なスタッシュ、トレーダー友好度ボーナス。これらは、ゲーム内では取り返しのつかない(あるいは非常に困難な)“時間のアドバンテージ”です。
「EFTの面白さは、倉庫整理のストレスを乗り越えた先にある」。僕はそう考えています。そのストレスを最小限にしてくれるこのエディションこそが、結果的に最もコストパフォーマンスが高いと断言します。
総括:Steamで始まる、新たな“地獄”へようこそ
ついにSteamという、誰もがアクセスしやすいプラットフォームに降り立った『Escape from Tarkov』。そのハードコアでスリリングな体験は、他のどのゲームでも味わうことはできません。
エディション選びは、あなたのEFTライフを左右する最初の重要な“装備選択”です。ぜひこの記事を参考に、自分に合った一枚を選び、この最高に刺激的な戦場(ダッコフ)へ飛び込んでみてください。生きて帰れることを祈っています。
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