【レビュー】『CloverPit』は“悪魔のスロット”か?命を賭けた借金返済に脳が焼かれるローグライト傑作

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「この錆びついた部屋で、ただひたすらにスロットを回し続けろ。次々積み重なる借金を返済しなければ、奈落の底へ真っ逆さまだ…」

この強烈な導入に、あなたは恐怖を感じますか?それとも、背筋がゾクゾクするような興奮を覚えますか?今回レビューするSteamの話題作『CloverPit(クローバーピット)』は、僕が近年プレイしたゲームの中でも、最もユニークで、そして最も中毒性の高い一作です。

ジャンルは「デッキ構築型ローグライト」×「スロットマシン」。一見すると異質な組み合わせですが、世界中で「非常に好評」の評価を集め、販売本数も100万本を突破しています。

結論から言います。これは、「ギャンブルの恐怖」と「ローグライトの快感」を絶妙に融合させた、最高の心理ゲームです。『Slay the Spire』や『Balatro』といった傑作が好きなら、この悪魔的なスロット地獄から抜け出せなくなる覚悟が必要です。

目次

『CloverPit』とは?スロットの“確率”を操るローグライト

プレイヤーは、錆びついた独房に閉じ込められ、眼の前のスロットマシンを回すことで、毎ラウンド課せられる借金を返済しなければなりません。返済が間に合わなければ、文字通り「死」が待っています。しかし、これは単なる「運ゲー」ではありません。

① 運ゲーではない!「ラッキーチャーム」による戦略的デッキ構築

このゲームの核となるのが、スロットのルールに干渉できる「ラッキーチャーム」の存在です。チャームは、スロットを回して得たお金で購入し、デッキ(手持ちリソース)に加えます。

  • 「特定の絵柄(例えば、ベルやチェリー)が出やすくなる」
  • 「当たった時の獲得金額が底上げされる」
  • 「ハズレ時にアイテムを生成する」

これらのチャームを150種類以上の中から選び、組み合わせることで、**スロットの“確率”を自らの手でコントロール**し、勝利への有利な状況を作り出すのです。「どのチャームを集めるか」という行為は、まさに『Slay the Spire』のカード選びと同じ、戦略的なデッキ構築そのものです。

② ヒリつく“命がけ”の借金返済シミュレーション

各ラウンドの終了時に、借金の返済期限がやってきます。返済額はラウンドが進むごとに増え続け、借金は雪だるま式に膨れ上がります。この「時間」と「負債」に追い立てられる極度の緊張感こそが、本作最大のスパイスです。「この残高で、あと何回スロットを回せるか?」という、命がけの心理戦が楽しめます。

③ 粗いグラフィックが恐怖を煽る、閉塞感のある世界観

グラフィックは、初代PlayStationを彷彿とさせるローポリゴンと、粗いテクスチャで描かれています。しかし、これが驚くほど恐怖感を煽ります。汚物にまみれた部屋、鳴り響く不気味な音、そしてプレイヤーの足元に広がる奈落の底。この**閉鎖的で不気味な雰囲気**が、プレイヤーに「これは現実のギャンブルではない、悪夢からの脱出ゲームだ」という強い没入感を与えます。

【レビュー】中毒性がヤバい!なぜこのゲームをやめられないのか?

僕が30時間以上プレイしてもなお、このゲームのレバーを回し続けてしまう理由です。

① 脳が焼ける“ジャックポット”の快感

ローグライト要素とチャームのシナジーが完璧に噛み合い、スロットの絵柄がすべて揃った瞬間。獲得金額が爆発的に跳ね上がり、借金が一瞬で返済できるほどの大当たりを引いた時の快感は、他のどのゲームでも味わえません。この「運と戦略が一致した時の全能感」こそが、本作最大の魅力であり、中毒性の源泉です。

② 「死」から始まる、永続的な成長

もちろん、負けてしまうこともあります。借金が返済できず、奈落の底へ落ちる恐怖は強烈です。しかし、そこから得たアイテムや情報を持ち帰り、アンロックされた新たなチャームやパワーアップを獲得して、次のラン(挑戦)に挑めます。「次はあのチャームを集めて、この借金を返済しよう」という、前向きな意欲が湧き続けます。

③ 150種類以上のアイテムが無限のビルドを生む

チャームの組み合わせは膨大です。「攻撃的な火力を高める」「防御的に返済を遅らせる」「絵柄の出現率を操作する」など、様々な戦略が可能です。この「自分だけの最強コンボ」を見つけ出す楽しさは、『Slay the Spire』や『Vampire Survivors』といったローグライトの傑作と全く同じ快感です。

【FAQ】購入前によくある質問

Q1. ギャンブル依存症の人はプレイしても大丈夫ですか?
A1. 開発元は「私たちはギャンブルがあまり好きではありません」と明言しています。本作は、リアルマネーを要求することは一切なく、あくまでゲームのギミックとしてスロットを使用しているローグライトです。しかし、ゲームのテーマが非常に刺激的なため、現実のギャンブル体験を求めている方にはふさわしくありません。健全な「パズル・戦略ゲーム」として楽しんでください。

Q2. 1周のボリュームはどれくらい?
A2. 1回の挑戦自体は数十分〜1時間程度で完結します。しかし、真のエンディング(マルチエンディング)や、全てのチャームをアンロックするには、数百回のプレイが必要です。「ボリューム」は、ローグライトとして見ても破格に大きいです。

Q3. ストーリーはあるの?
A3. はい、あります。多くを語らない不気味な世界観ですが、NPCとの会話や、部屋のアイテムの調査を通じて、あなたがなぜここにいるのか、借金の正体は何なのかという、ダークで不気味な真相が少しずつ明らかになっていきます。

総括:『CloverPit』は、恐怖と戦略の二重奏を奏でる最高傑作

『CloverPit』は、その特異なジャンルゆえに、最初は戸惑うかもしれません。しかし、その奥には、ローグライトの究極の楽しさである「確率と運命を自らの手で操る戦略性」が詰まっています。

「このラウンドが最後になるかもしれない…」という極限の緊張感の中で、レバーを倒す快感。これこそが、本作が世界中で愛される理由です。

あなたも、この悪魔的なスロット地獄に、一度人生を賭けてみませんか?


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この記事を書いた人

趣味がゲームの30代会社員です。
このブログでは思ったままに雑記していきます。

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