【レビュー】『BALL x PIT』は、合法的な“電子パチンコ”だ。物理演算とインフレの波に溺れる快感

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「画面の中をボールが跳ね回る」。
ただそれだけの映像に、なぜ人類はこれほどまでに惹きつけられるのでしょうか。

ピンボール、パチンコ、スマートボール…。ボールが何かに当たり、予期せぬ方向へ跳ね、得点が増えていく。その原始的な快感を、ローグライトの「悪魔的な中毒性」と掛け合わせたゲーム。

それが、今回紹介する『BALL x PIT』です。

Steamで見つけたこのインディーゲーム。見た目は非常にシンプル(というかカオス)ですが、一度プレイし始めると「あと1回だけ」が止まらない、危険な時間泥棒でした。

『Peglin』や『Luck be a Landlord』が好きな人なら、間違いなくハマります。この記事では、物理演算の予測不能な動きと、計算されたビルド構築が織りなす「脳汁体験」をレビューします。

目次

『BALL x PIT』とは? 自分でコースを作るピンボール・バトル

ゲームのルールはシンプルです。プレイヤーは様々な効果を持つ「ボール」をピット(穴)に落とし、そのボールが障害物に当たったり、ギミックを作動させたりすることでスコア(ダメージ)を稼ぎ、敵を倒していきます。

しかし、普通のピンボールと違うのは、「ボールも、障害物も、自分で選んで追加していく」という点です。

  • ボールを選ぶ:「爆発するボール」「分裂するボール」「お金を稼ぐボール」など。
  • ピットを改造する:「当たるとボールが増えるバンパー」「通過すると倍率が上がるゲート」などを設置。

最初はショボい跳ね方しかしないボールが、ラウンドが進むにつれて強化され、画面を埋め尽くすほどの大量のボールとなり、敵のHPを一瞬で溶かしていく。この「意図的なインフレ」を作る過程が最高に面白いのです。

ここがヤバい!中毒になる3つのポイント

① 予測不能な「物理演算」のドラマ

このゲームの主役は「物理演算」です。完璧に計算してボールを落としたつもりでも、一つの突起に当たって予想外の方向へ跳ねたり、逆に適当に落としたボールが奇跡的な連鎖(コンボ)を生んだりします。

自分の手から離れたボールが、画面内で暴れまわり、数字が滝のように増えていく様子を眺めるのは、ある種のASMRのような心地よさがあります。

② 「シナジー(相乗効果)」を見つけた時の全能感

ローグライトの醍醐味である「ビルド構築」も奥が深いです。

ビルド例

・分裂ビルド:「当たると分裂するボール」×「ボールのヒット数に応じて攻撃力が上がるレリック」
・爆発ビルド:「爆発範囲を広げる」×「爆発時に追加ダメージを与える」
これらが噛み合った時、PCの処理落ちが心配になるほどのカオスな連鎖が発生します。

ショップでランダムに提示されるアイテムの中から、今のデッキに最適なパーツを選び抜く。
「これとこれを組み合わせたら最強じゃね?」と思いついたコンボが、実戦でハマった時の快感はたまりません。

③ サクッと遊べるテンポの良さ

1プレイにかかる時間は短く、複雑な操作も必要ありません。マウスで狙いを定めてクリックするだけ。仕事で疲れて帰ってきた夜や、他の重いゲームのマッチング待ち時間に、何も考えずに頭を空っぽにして遊ぶのに最適です。

【注意点】購入前に知っておくべきこと

・画面が非常に「うるさい」
プレイ動画を見れば分かりますが、後半は画面がエフェクトと数字で埋め尽くされます。光の点滅も激しいので、目が疲れやすい人や、光過敏性の人は注意が必要です。

・運要素は強め
物理演算がベースにあるため、どうしても「運」に左右される場面があります。しかし、その理不尽さを、強力なアイテムによる「理不尽な暴力」でねじ伏せるのがこのゲームの楽しさでもあります。

総括:ワンコインで買える「合法ドラッグ」

『BALL x PIT』は、複雑なストーリーや美麗なグラフィックはありません。あるのは、ボールと数字と、物理演算が生み出すカオスだけです。

しかし、ゲーマーが求めている「根源的な面白さ」がそこにあります。
Steamで非常に安価(数百円〜セール時はもっと安い)で購入できるため、コストパフォーマンスは最強クラスです。

「最近、ゲームをするのが億劫だな…」と感じているあなた。この単純明快なボール遊びで、久々に脳を焼かれてみませんか?


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この記事を書いた人

趣味がゲームの30代会社員です。
このブログでは思ったままに雑記していきます。

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