【エスケープ フロム ダッコフ レビュー】評価:買い!圧倒的ボリュームと“惜しい”仕様が光る、異色のアヒルサバイバル

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「奇妙な夢から覚めるとアヒルの世界にいた。」

僕がSteamで見つけた、とあるゲームの紹介文。それが、今回レビューする『エスケープ フロム ダッコフ』との出会いでした。ハードコアなアイテム収集と緊張感のある戦闘が特徴の、いわゆる「タルコフ風」のサバイバル探索ゲーム。しかし、主人公はその世界観とはあまりにも不釣り合いな、一羽の“アヒル”

この異色の組み合わせ、ランダム生成される広大な世界、50種類以上の武器とカスタマイズ、そして拠点を発展させていく成長要素…。その独特な魅力に惹かれ、僕は早速この奇妙な「ダッコフ」の世界へ飛び込みました。

この記事では、僕が実際にプレイした体験に基づき、本作の全体的な評価、圧倒的なボリューム感、そして「買うべきか否か」の最終結論を、良い点も悪い点も包み隠さず、徹底的にレビューしていきます。

目次

『エスケープ フロム ダッコフ』とは?ゲーム概要と魅力

本作の基本的なゲームサイクルは、多くの「タルコフ風」ゲームフォロワーと同様です。

  1. プレイヤーは貧弱な装備のアヒルとして、ランダム生成される5つのマップのいずれかに出撃します。
  2. エリア内を探索し、武器、弾薬、食料、クラフト素材、そして換金用アイテムなどを集めます。もちろん、敵対的なNPCアヒルとの激しい戦闘も発生します。
  3. 十分な物資を集めたら、あるいは危険を感じたら、指定された脱出ポイントから拠点である「隠れ家」へ生還を目指します。
  4. 持ち帰った物資を売却したり、クラフト素材にしたりして、隠れ家の施設を強化。より良い装備を整え、さらに危険なエリアへと挑んでいきます。

本作のキモは、「ほどほどに撤退しないと、収穫が全部パーになる」というアイテムロストの恐怖。欲をかいて深入りしすぎると、それまで集めた全ての物資を失い、文字通り“裸一丁”で隠れ家に戻されることになる、ローグライト的なスリルも併せ持っています。

【レビュー】本作の光る魅力と、圧倒的な“沼”要素

まずは、僕が「このゲーム、やっぱり面白い!」と感じた、素晴らしい点を3つご紹介します。

① 唯一無二!シュールで、しかし作り込まれた“アヒル”サバイバル世界

ミリタリー装備に身を固めたアヒルが、二足歩行で銃を構え、遮蔽物に隠れながら敵のアヒルと撃ち合う。その光景は、控えめに言っても最高にシュールです。しかし、決して単なるネタゲーではありません。武器の種類はバットからスナイパーライフルまで50種類以上と豊富で、銃のカスタマイズも可能。敵AIも賢く、一筋縄ではいきません。この、コミカルな見た目とハードコアなゲーム性のギャップが、『エスケープ フロム ダッコフ』でしか味わえない独特の魅力と緊張感を生み出しています。

② ローグライトとしての完成度が高い!“確実に強くなれる”喜び

本作を単なるサバイバルゲームではなく、良質なローグライトたらしめているのが、隠れ家の「施設強化」とアヒル自身の「スキルツリー」です。探索で集めた素材やお金を使って隠れ家の施設(作業台や武器庫など)を増設・強化すると、より強力な武器や装備が作れるようになったり、体力やスタミナといった基礎能力が底上げされたりします。

最初は歯が立たなかった敵にも、何度も挑戦し、施設強化とスキル獲得を繰り返すことで、だんだんと楽に立ち回れるようになっていく。死んでも経験値や一部のリソースは持ち越せるため、「今日の君は、昨日の君より強くなれる!」という紹介文の通り、着実に成長を実感できるこのローグライト的なシステムは、本作の最も優れた点の一つであり、プレイヤーを飽きさせない原動力となっています。

③ 圧倒的な「ボリューム」感と将来性(MOD対応)

このゲームのボリュームは、インディーゲームとしては破格です。メインクエストだけでも50時間以上遊べるという作り込み。NPCとの会話やクエストを通じて、この奇妙な「ダッコフ」世界の真相に迫っていくストーリーも用意されており、ただアイテムを集めるだけではない、探索の目的を与えてくれます。

さらに、SteamワークショップによるMODに対応している点も、そのボリュームを実質無限にしています。ユーザーが作成した新しい武器やマップ、クエストなどを導入でき、開発が終わった後もコミュニティの手によって進化し続ける。この価格で、これだけのボリュームと拡張性を持っているのは、驚異的と言えるでしょう。

【評価】本作の“惜しい”点|購入前に覚悟すべき2つの“尖った”仕様

素晴らしい部分がある一方で、僕の最終的な評価において、手放しで「神ゲー」と言い切れない、人を選ぶであろう非常に“尖った”仕様も存在します。ここを許容できるかが、本作を楽しめるかどうかの分水嶺になります。

【最大の“壁”】ソロゲームなのに…“リアルタイム進行”の施設強化

僕が本作をプレイしていて、最も「なぜ…?」と感じ、そして多くのプレイヤーが不満を表明しているであろう点が、隠れ家の施設強化に“現実世界の時間経過”が必要になる点です。アップグレードを開始すると、完了までに現実の時間で数十分、時には数時間もの待ち時間が発生します。

これは、自分のペースで没頭したいソロゲームとは致命的に相性が悪いシステムです。「次の探索に行きたいのに、施設のアップグレードが終わるまで足止めされる…」という状況が頻繁に発生し、ゲームのテンポを大きく削いでしまいます。個人的には、瞬時にアップグレードが完了する仕様であるべきだったと感じます。しかし、これが『エスケープ フロム ダッコフ』の仕様である以上、「そういうものだ」と割り切るか、他の作業をしながら気長に待つ、というプレイスタイルを受け入れる必要があります。

② この過酷でシュールな世界、独りは少し寂しい…?

これほどユニークで魅力的な世界観、そして手強い敵がいるにも関わらず、本作は完全にシングルプレイ専用です。協力マルチプレイには対応していません。

もちろん、ソロプレイだからこその緊張感や没入感がある、という見方もできます。しかし、やはり「この苦労や面白さを友達と共有できたら…」と思ってしまう瞬間があるのも事実です。マルチプレイがないことを非常に残念に感じるプレイヤーは、僕だけではないはずです。

【総合評価】『エスケープ フロム ダッコフ』は“買い”か?

さて、ここまでの詳細なレビューを踏まえ、本作の最終的な評価を下したいと思います。

僕は、このゲームを「最終的にはおすすめしたい」と考えます。なぜなら、その欠点を理解し、受け入れた上でプレイするならば、この価格帯では考えられないほどの深いゲーム体験と、他では決して味わえない独特の魅力を提供してくれるからです。

総合評価80/100点

▼評価の内訳
オリジナリティ:★★★★★ (5/5)
(アヒル×タルコフという発想は満点)
ゲームプレイ:★★★★☆ (4/5)
(ローグライト要素と戦闘は非常に面白い)
ボリューム:★★★★★ (5/5)
(価格破壊レベル。MODで無限大)
快適性:★★☆☆☆ (2/5)
(リアルタイム進行の“待ち”が全てを台無しにしている。これがなければ神ゲーだった)
コスパ:★★★★★ (5/5)
(このボリュームと魅力でこの価格は破格)

こんな人には特におすすめできます:

  • ユニークな世界観のインディーゲームが好き
  • ローグライトの「少しずつ強くなれる」感覚が好き
  • コストパフォーマンスとゲームの「ボリューム」を重視する
  • スマホゲームのような「待ち時間」にあまり抵抗がない

完璧なゲームではありません。しかし、粗削りながらも強烈に光る何かを持っています。もしあなたが、その“尖った”部分も含めて楽しめるゲーマーなら、この奇妙で過酷なアヒルの世界は、きっと忘れられない体験を与えてくれるはずです。


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ソロプレイも良いですが、仲間と遊ぶゲームも最高に楽しいですよ。

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この記事を書いた人

趣味がゲームの30代会社員です。
このブログでは思ったままに雑記していきます。

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