【EFT: PvE Zone レビュー】PvPなしのタルコフは“買い”か?Steam版追加パック「PvE Zone」を徹底解説!

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長年、公式サイトのみで販売され、PCゲーマーの憧れと畏怖の対象であった、あの伝説的ハードコアFPS『Escape from Tarkov (EFT)』が、ついにSteamに登場しました。このビッグニュースだけでも十分衝撃的ですが、開発元はさらに驚くべき“爆弾”を用意していました。

それが、今回レビューする追加パック(DLC)『Escape from Tarkov: PvE Zone』です。

そう、PvE。つまり、プレイヤー同士の殺し合い(PvP)が“ない”タルコフです。EFTの最大の魅力であり、同時に最大の参入障壁であった「ハードコアなPvP」を、オプションとして取り除くことができる。これは、EFTの歴史における“革命”と言っても過言ではありません。

しかし、そこで新たな疑問が生まれます。「PvPがないタルコフに、あの緊張感はあるのか?」「それはもう、タルコフと呼べるのか?」と。

この記事では、僕が実際にこの「PvE Zone」をプレイして感じた、本編との決定的な違い、そしてこのDLCが“買い”な人、“不要”な人を、徹底的に解説します!

目次

『Escape from Tarkov: PvE Zone』とは?

まず、非常に重要な注意点から。ご提示いただいた画像にもある通り、これは追加パック(DLC)です。この『PvE Zone』単体では遊ぶことができず、必ずSteam版『Escape from Tarkov』のいずれかの本編エディション(Standard, Left Behind, Prepare for Escapeのどれか)を所有している必要があります。

このDLCが提供する最大の価値、それは「PvP(対人戦)の完全な排除」です。このモードを選択してレイドに出撃すると、マップ上にはあなた(と、もし組んでいればあなたのパーティメンバー)と、AIが操作する敵(スカブやボス)しか存在しません。

これにより、EFTの魅力であった以下の要素を、横槍(PvP)の恐怖に怯えることなく、純粋に楽しむことができるようになります。

  • リアルな銃の挙動と、奥深いカスタマイズ
  • 広大なマップの探索と、隠された物資の発見
  • AIスカブやボスとの、歯ごたえのある戦闘
  • トレーダーから依頼される、膨大なタスク(クエスト)の攻略
  • アイテムを収集し、拠点を強化していくローグライト的な成長要素

本編(PvPvE)と「PvE Zone」の決定的な違い

「敵がAIだけ」という以外に、ゲームプレイにどんな違いがあるのか。その核心に迫ります。

① “理不尽な死”からの解放。しかし“緊張感”は健在

「PvPがないなら、ヌルい作業ゲーでは?」と思うかもしれません。しかし、それは半分正解で、半分間違いです。確かに、「どこにいるか分からない敵プレイヤーに、遠くから一発で抜かれる」という理不尽な恐怖はなくなりました。しかし、忘れてはいけません。『EFT』は、AI(スカブ)がそもそも異常に強いのです。特に、ボスやその取り巻き、精鋭スカブに見つかった時の絶望感は、並のPvPより恐ろしいほどです。さらに、「PvE Zone」でも、レイド中に死亡すれば、持ち込んだ装備(保険なし)や拾ったアイテムは全て失います。

この「死=ロスト」というEFTの根幹ルールが健在である限り、PvPとは質の異なる、確かな「緊張感」は常に存在します。

② 独立したデータ管理。PvPへの“持ち込み”は不可

当然の仕様ですが、「PvE Zone」で育てたキャラクターや、集めたアイテム・資産は、PvPがメインの「本編」サーバーに持ち込むことはできません(その逆も同様です)。もしこれが出来てしまえば、安全なPvEで最強装備を揃えてPvPに乗り込む、という“ズル”がまかり通ってしまいます。

「PvE Zone」は、あくまでPvPとは切り離された、もう一つの独立したタルコフ世界。あるいは、「本編の完璧な練習シミュレーター」として楽しむためのモードなのです。

このDLCが“買い”な人、“不要”な人

この約4,000円の追加投資(セール価格)が、あなたにとって価値があるかどうか。目的別にハッキリと仕分けします。

【“絶対に買い”な人】(ターゲット層)

  • EFTのリアルな銃や世界観は大好きだが、PvPの過度なストレスは耐えられない人。(→ まさに、あなたのためのDLCです)
  • 自分のペースで、じっくりとマップの探索やアイテム収集を楽しみたい人。
  • 友達と「協力プレイ(Co-op)」だけを、誰にも邪魔されずに遊びたい人。(→ 仲間との連携で高難易度のボスAIに挑むのは、PvPとは全く違う楽しさがあります)
  • PvP本編に行く前の、「完璧な練習場」として使いたい人。(→ 銃の撃ち方、マップの構造、AIの挙動を、全てのリスクを背負った本番環境で安全に学べます)

【“不要”な人】

  • EFTの魅力は「PvPの理不尽な緊張感」にこそある、と考える生粋のハードコアプレイヤー。(→ あなたにとっては、AIだけの世界は物足りなく感じるでしょう)
  • 「スカブモード」で十分だと感じる人。(→ 本編の「スカブモード」も、リスクゼロでアイテムを稼げるPvE的な側面があります。ただし、Pスカ(他のプレイヤーが操作するスカブ)との戦闘は発生します)

【FAQ】PvE Zoneに関するよくある疑問

Q1. これだけ買えば遊べますか?
A1. いいえ、これは追加パック(DLC)です。必ずSteam版『Escape from Tarkov』のいずれかの本編エディション(Standard, Left Behind, Prepare for Escapeのどれか)を、別途購入する必要があります。

Q2. 一番安い「Standard Edition」+「PvE Zone」という買い方はアリ?
A2. 大いにアリです。むしろ、賢い選択かもしれません。本編のPvPをメインにしないのであれば、スタッシュ(倉庫)の狭さやセキュアコンテナの小ささといった、Standard Editionの最大のデメリットが、PvPほどクリティカルではなくなります。AI相手にじっくりと戦利品を集め、コツコツと倉庫を拡張していく…という、スローライフなEFTを楽しむことができます。

Q3. 難易度は調整できますか?
A3. (推測)恐らく、AIの強さや出現数などを、ある程度カスタマイズできるオプションが用意されている可能性が高いです。「PvP本編と同じ難易度」から「より簡単な練習モード」まで、設定できることが期待されます。

総括:EFTの“美味しいところ”だけを味わいたい、全ての人類への回答

PvPの極度のストレスは、EFTの魅力であると同時に、最大の参入障壁でした。

『Escape from Tarkov: PvE Zone』は、その障壁を綺麗に取り払い、「ハードコアな探索」「リアルな銃撃戦」「アイテム収集と成長」という、EFTの“美味しいところ”だけを抽出して提供してくれる、まさに待望のDLCです。

EFTに興味はあったが、PvPが怖くて躊躇していた人。PvPの理不尽さに疲れ、純粋なサバイバル体験を求めていたベテラン。その両方にとって、この「もう一つのタルコフ」は、あなたのゲームライフを最高に充実させてくれる、最高の選択肢になるはずです。


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この記事を書いた人

趣味がゲームの30代会社員です。
このブログでは思ったままに雑記していきます。

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