【Factorio: Space Age 評判】DLCで工場長生活が終わらない。宇宙進出の面白さと、初心者が知るべき「できないこと」徹底レビュー

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2025年の年末。みなさん、冬休みに遊ぶゲームは決まりましたか?

もし、まだ決まっていないなら、そして「この休み、誰とも会わずにひたすら画面に向き合って、気づいたら年が明けていても構わない」という覚悟があるなら。

おすすめするゲームはたった一つです。

電子ドラッグと恐れられる工場建設シミュレーションの金字塔『Factorio』。その待望の大型拡張DLC、『Factorio: Space Age』です。

発売からしばらく経ちましたが、僕はようやくこの「沼」の深淵を覗き終わりました(プレイ時間100時間突破)。
結論から言います。これは単なる追加コンテンツではありません。「Factorio 2」と呼ぶべき、完全なる進化を遂げた怪物です。

この記事では、本編クリア済みの工場長である僕が、宇宙へ飛び出して感じた「革命的な面白さ」と、逆に「ここは注意が必要(できないこと)」という現実的な側面を、忖度なしで徹底レビューします。

目次

『Factorio: Space Age』とは? ロケット打ち上げは「ゴール」ではなくなった

これまでの『Factorio』は、不時着した惑星で資源を掘り、工場を自動化し、最後にロケットを打ち上げれば「クリア」でした。

しかし、この『Space Age』では、ロケット打ち上げが「チュートリアル終了」の合図に過ぎません。
打ち上げたロケットに乗って宇宙プラットフォームを建造し、特性の異なる4つの新しい惑星(Vulcanus、Fulgora、Gleba、Aquilo)を旅して、新たな科学パックを作成する。スケールが文字通り「宇宙規模」に広がっています。

ここが変わった!工場長を狂わせる3つの新要素

単にマップが広がっただけではありません。ゲームの根幹に関わるシステムが劇的に進化しています。

① 「品質(Quality)」システムという名の悪魔

これが一番の中毒要素です。
これまでのアイテムは「鉄板」ならただの「鉄板」でした。しかしDLCでは、全てのアイテムに「ノーマル」から「レジェンダリー」までの5段階の品質が付与されます。

品質が高い組み立て機は製作速度が上がり、品質が高いソーラーパネルは発電量が増える。
つまり、「ただ工場を広げる」だけでなく、「より高品質な部品で工場を建て替える」というやり込み要素が無限に生まれてしまったのです。
レジェンダリーのモジュールが完成した時の脳汁は、ハクスラゲームのレア泥に通じるものがあります。

② 「高架鉄道」が物流を変えた

地味ですが革命的です。これまでの鉄道は地面を走るため、工場のラインと交差させるのが大変でした。
しかし、ついに「高架(2階層目)」を走る鉄道が実装されました。

既存の工場の上をまたいで線路を通せる快感。これにより、スパゲッティのように絡み合った既存のラインを壊すことなく、新しい資源を長距離輸送できるようになりました。これだけでご飯3杯いけます。

③ 惑星ごとのユニークすぎる攻略法

新しい惑星は、ただの「色違いマップ」ではありません。

  • Vulcanus(火山惑星):溶岩から資源を取り出す。水がないので硫酸をどう作るか?
  • Fulgora(雷惑星):夜でも落ち続ける雷を避雷針で集めて電力にする。
  • Gleba(生物惑星):植物を栽培するが、収穫したアイテムには「鮮度(腐る)」がある。

特にGlebaの「アイテムが腐る」仕様は衝撃でした。今までの「とりあえず箱に貯めておく」という戦法が通じないため、必要な分だけ作って即消費するジャスト・イン・タイムなライン構築が求められます。

【要注意】購入前に知っておくべき「できないこと」・デメリット

絶賛してきましたが、全てのプレイヤーにおすすめできるわけではありません。DLC導入による弊害や、仕様上の「壁」についても正直に書きます。

1. 既存の大型Mod(SE等)とは共存できない場合が多い

Factorioには『Space Exploration (SE)』という、同じく宇宙を舞台にした超大型Modが存在します。
今回の公式DLC『Space Age』は、このSEの開発者を雇用して作られたものですが、「SE環境のセーブデータ」にそのままDLCを適用して遊ぶことは(基本的には)できません。
システムが競合するため、Modでガチガチに固めたデータがある場合は、バニラに戻すか、ニューゲームで始める覚悟が必要です。

2. 脳のメモリが足りなくなる(難易度上昇)

本編クリアまでの難易度が「50」だとしたら、Space Ageの後半は「200」くらいあります。
複数の惑星を行き来し、ロケットで物資を自動輸送し、宇宙プラットフォームで弾薬を補給し…。管理すべきパラメーターが爆発的に増えます。
「気軽に自動化を楽しみたい」というライト層だと、Glebaあたりで頭がパンクして挫折する可能性が高いです。

3. マルチプレイでの「同期ズレ」リスク

マップが複数(惑星単位)に増えたことで、サーバーへの負荷は増大しています。
友人とマルチプレイをする際、ホスト側のPCスペックや回線が弱いと、別の惑星に移動した瞬間にラグが発生したり、同期ズレで切断されたりすることがありました。
快適に遊ぶなら、ホストはそれなりのスペックのPCを用意するか、レンタルサーバーを利用することを推奨します。

推奨スペックについて

公式の推奨スペックは低めですが、後半の巨大工場になるとCPU負荷(UPS)が重要になります。
RyzenのX3Dシリーズなど、L3キャッシュが多いCPUだと、大規模工場でもヌルヌル動くのでおすすめです。

設定方法:旧セーブデータから始める時の注意点

「最初からやり直すのは面倒くさい!」という方へ。
ロケット打ち上げ済みの旧セーブデータにDLCを適用して続きから遊ぶことは可能です。

ただし、以下の点に注意してください。

  • 技術ツリーの変更:一部の技術(ロケット制御ユニット等)のレシピが変わっているため、既存のラインが止まります。修正作業が必要です。
  • マップ生成:新しい惑星に行くには問題ありませんが、初期惑星(Nauvis)の地形生成ルールが変わっているため、未探索エリアの境界線が不自然になることがあります。

個人的には、新要素の「高架鉄道」などを序盤から組み込むためにも、心機一転「ニューゲーム」で始めることを強くおすすめします。

総括:年末年始、宇宙の果てで会いましょう

『Factorio: Space Age』は、時間泥棒です。
朝起きて「ちょっとラインを修正しよう」と思い、気づいたら夜になっている。そんな体験を、大人になっても味わえる数少ないゲームです。

価格は4,000円(DLC単体)と安くはありませんが、プレイ時間で割れば1時間あたり数円という驚異のコスパになります。

この冬、寒い外には出たくない。こたつに入って、自分の手で作り上げた巨大な工場が、規則正しく動く様子を眺めてニヤニヤしたい。
そんなマニアックな願望を持つあなたにとって、これ以上のプレゼントはありません。

さあ、ベルトコンベアを回しましょう。工場は、成長しなければならないのですから。

Steamストアページ:
Factorio: Space Age


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この記事を書いた人

趣味がゲームの30代会社員です。
このブログでは思ったままに雑記していきます。

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