【MIMESIS レビュー】自分の「声」が敵になる。コンセプトは神だけど、仕様が惜しすぎて“虚無”を感じた正直な感想

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「MIMESIS のプレイにはマイクが必要です」

ゲームを起動すると表示される、この警告文。Steamで話題の新作『MIMESIS(ミミーシス)』は、ただのホラーゲームではありません。

最大4人で協力し、壊れかけのトラム(路面電車)を修理して生き残るサバイバルゲームなのですが、最大の特徴は「敵がプレイヤーの行動、そして“声”までも完璧に模倣(コピー)する」という点です。

「おーい、こっちにスクラップあったぞ!」
友人の声でそう呼ばれて近づいたら、それは友人じゃなかった——。

そんな最高に恐ろしい体験ができると期待してプレイしましたが、現実は少し違いました。
今回は、素材は最高なのに調理法が荒削りな本作について、実際に遊んで感じた「倒しても意味がない敵」「チュートリアル皆無」といったリアルな不満点を、忖度なしでレビューします。

目次

『MIMESIS』とは?銃を捨て、マイクを握れ

本作は、最近流行りの『Lethal Company』に近い、協力型のサバイバルホラーです。

  • 目的:荒廃した世界でスクラップを集め、トラムを修理してできるだけ長く生き残る。
  • 敵:プレイヤーに擬態する怪物「ミミーシス」や、その他のクリーチャー。
  • 特徴:基本的に銃でドンパチするゲームではない。逃げるか、隠れるか、やり過ごすか。

何より重要なのが「マイク必須」という仕様。ゲーム内で喋ったボイスチャットの内容を怪物が学習し、友人の声を使ってプレイヤーを騙しに来ます。ヘッドセット推奨の没入感は、間違いなく本物です。

実体験から感じる「ここが惜しい」3つのポイント

「声真似ホラー」というアイデアは天才的です。しかし、ゲームシステムとして見ると、早期アクセスゆえの粗さが目立ちます。

① 敵(AI)を倒しても「メリット」が皆無

これが、このゲームの緊張感を削いでいる最大の要因です。
探索中に擬態したAI(ミミーシス)や怪物に遭遇し、苦労して撃退したとします。しかし、彼らは何も落としません。経験値も、レアアイテムもありません。

「倒しても何も得られない」と分かった瞬間、プレイヤーの思考はこうなります。
「戦うだけ無駄じゃん。無視しよう」

本来なら「戦うか、逃げるか」の葛藤があるはずが、リスクとリターンが見合っていないため、敵の存在が単なる「作業の邪魔をする障害物」に成り下がってしまっています。ここは何かしらの報酬がないと、リプレイ性が厳しいと感じました。

② AIは意外と騙される(そこがリアルで怖い)

敵のAIは、完璧超人ではありません。意外と挙動不審だったり、壁に引っかかったりします。
しかし、逆にそれが「パニックになった人間の動き」に見えてしまうのが面白いところです。

「あれ?今の動き、AIっぽくない?」「いや、焦った〇〇さんか?」
とっさに人間かAIかの判断ができず、疑心暗鬼になっている間に距離を詰められる。この「AIの不完全さ」が、逆に人間臭さを生んでいる点は皮肉にも評価できるポイントでした。

③ チュートリアルがない。「死んで覚えろ」にも限度がある

ゲームを開始していきなり放り出されます。操作説明も、トラムの修理方法も、スクラップの使い道も、一切説明がありません。

「手探り感を楽しんでほしい」という意図かもしれませんが、最低限の導線がないため、最初の数プレイは「何をしていいか分からないまま全滅する」という虚無の時間になります。
せめて「まずはこれを集めろ」といったガイドがあれば、もっと多くの人が楽しめるはずです。

総括:フレンドと「バカ騒ぎ」するならアリ。ガチ攻略はまだ早い

現時点での『MIMESIS』は、ソロでじっくり遊ぶゲームではありません。
気心の知れたフレンド4人で集まり、「お前の声したぞ!?」「俺じゃねえよ!!」とボイスチャットで叫びながら、理不尽な死を笑い飛ばすパーティゲームとして遊ぶのが正解です。

「敵を倒すメリット」や「ゲームの導線」といったシステム面がアップデートで改善されれば、神ゲーに化けるポテンシャルは十分にあります。

今すぐ買うべきか?と聞かれれば、「バグや不親切さを笑える仲間がいるなら買い。完成されたゲームを求めるなら待ち」です。

Steamストアページ:
MIMESIS


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この記事を書いた人

趣味がゲームの30代会社員です。
このブログでは思ったままに雑記していきます。

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